1月6日からのFX相場展望ですが、ご存知の通り、トランプ大統領の指示で、イランの司令官、かつ国民的に人気があった カセム・ソレイマニ氏が空爆により殺害されました。
この点について、イランは必ず報復をすると報道しております。
その為今後のFXについては、イランからの報復がいつ発生するのか?また発生した場合、どのような値動きになるのかを想定しないとヤバいと思うのですが、これに関しては、報復の内容や規模にもより反応が異なります。
また市場関係者の受け止め方により値動きもどちらも考えらえることから、中東情勢が落ち着くまでは基本的に様子見をした方が良いというのが個人的な見解です。
以下に今後のシナリオと、今週のFXのまとめについて紹介します
ソレイマニ死亡後のイランの報復時期について
イランはアメリカに対して報復をすると宣言しました。
今後の報復内容ですが、それに関しては、報復案を複数考え、その上でどれが効果的か、またどれがイランにとって最善の選択肢になるかを検討の上、決定し、その後は偵察や現地下調べなどを行い、初めて報復するものと思います。
そのような過程をとるとした場合、来週早々というのは個人的には考えにくいのかと思います。
また実行段階になった場合、アメリカからの報復を恐れると思うので、隣国のイラクに駐留している米軍を追い出してからにすると思っています。
ということで、イランが報復をする時期というのは、イラクがイラク国内で、駐留する米軍に対し、退去勧告を出した後になるのではないかと考えています。実際にイラクの議会では、駐留する米軍に出て行ってもらうという内容が審議されています(アメリカはイラク国内に残存するISを倒すという目的で駐留しています。今回のソレイマニ氏はISでは無いのに殺害されたので、其の事にイランは約束違反と怒り、そんな国には出て行ってもらうという主張が出ているようです)
(あくまで個人的な見解で、どうなるかはさっぱりと分かりません)

今週のFXのまとめ
アメリカが空爆を行い、イランの司令官を殺害し、イラン側が報復すると宣言している状況の中なので、基本的にはFXはやらないという選択をするのが賢明です。
但しすぐには報復するという選択肢はとれないと思うこと。
また何かするとしたら現地時間の夜から明け方にかけての時間帯を選ぶだろうということから、現地時間の夜20時から朝6時までの時間、日本時間だと、深夜1時30分から、午前11時30分の間は取引を控え、それ以外の時間帯のみの間、トレードするという形で参戦しようかと個人的には考えています(参戦すると言っても、いつもの1割とか2割程度しかトレードしませんが)
それと来週はアメリカの重要経済指標の公表が多数控えています。8日火曜日のISMに注目したいです。(悪い結果の可能性があるといわれています)
以外ポンドは確か1月末にEU離脱の協議の期限を迎えるはずです。そんな関係からポンドは触らないようにする予定です。
とりあえず個人的には、トランプがまた問題の種を蒔いたという印象です。いつもなら落としどころがあるような感じですが、今回ばかりは死人が蘇る訳ではないので、ちょっと長引きそうというか、イランの気持ちが収まるまでは様子を見たほうが良い気がします。