その昔居酒屋に飲みに行った際、
デロデロに酔っぱらったサラリーマンが、上司の悪口をこれでもか!と言っている光景に出くわしたことがある。
あの上司は頭悪すぎんだよ!
何回仕事の説明をしても、全く理解できないんだよ!
そんなバカなのに、偉そうに俺に説教たれるんだよ!
もうマジでたまらないよ!
赤の他人だったが、確かこんな内容を隣の席で、大声で2時間以上言い続けけていた記憶があるが、その時の自分は以下のような事を考えていた。
本人を目の前に言うならまだしも、ここで悪口言っていたってしょうがないじゃないか?
こんな時はパチンコでも打ってくれば良いんだよ!
男なのに情けない。
とにかく冷めた目で、ああいう風にはならないようにしようと眺めていた。
しかし最近の自分はこの人の言うことが少し分かるようになった。
人間ガス抜きというか、愚痴をいう時間も必要だ!
今はそんな考えに至った。
なぜそんな風になったのかというと、パチンコ・パチスロで良いことがないからだ。
今は遊タイムというものが搭載されているパチンコ機があるので、おかげさまで千回転以上はまって終了という事態は少なくなったが、とにかく回らない。また1回転が異常なぐらい遅い。
どうでも良い演出、効果音、セリフを見させられる。
もうこの演出絶対に当たらないんだから、
カットしてくれよ!
もう見飽きたよ!
そんな事を考えながら、また回らないイライラを我慢しながら回し続け、天井に到達したときにはもうヘロヘロになっている。長時間打った疲れと、液晶内で演じられるくだらない演出を見続けたからだ。
一応游タイムが始まる瞬間は、連荘!連荘!と気持ちを込めて打つが、そういう時は大体単発で終わってしまう。
千発程度の、交換するにはちょっと少ないぐらいの出玉でフィニッシュした後は、当然流すわけにもいかず、再度くだらないパチンコを打ち、大体飲まれて終わってしまう。
そしてこんな事がいく度に継続すると、たまに愚痴も言いたくなる。
パチンコなんか下らねえよ!
こんなのはバカがやる遊びだ!
と終わった瞬間は思うものの、
帰宅して財布の中身を確認すると、
ギャーという感情しか湧いてこない。
このパチンコを打つ→思いのほかハマル→予定外の遊タイムを天井まで回さないといけなくなる→ショボ連で、結局飲まれて終了
これを繰り返すと、さすがにこのブログに書いて反省しようと思うのだが、
書くといっても、負けたことを書くわけで、結局パチンコ打って負けた→ギャーで終わってしまう。
こんな事を書くのに時間を使うのはもったいない。
もっと他にもっと有意義な時間の使い方があるはずだと自分自身に言い聞かせ、こういうどうでも良い負け記事を書くのを控えていたのだが、これを繰り返していると、精神的にあまりよくないのではと感じるようになった。
居酒屋の話ではないが、愚痴は言ったほうが良い。ガス抜きも必要だ。
何故ならこうやって書くと、水に流せるというか、忘れられるからだ。
最近も2日に1回は温泉に行っているので、そこでこういう事は自然に流れるのかと思っていたが、実際はそうではなかったように感じている。
結局アウトプット。口に出して、パチンコ屋のバカヤローというのも良し、このように記事に書くのも良し、とにかく外に出すと、人は気持ちがスッキリするというのが初めて分かった気がする。
ということで、この記事をご覧の方も、
不平不満や不条理など、気に食わない、腹立たしいことなどがあるのなら、早めに愚痴にして出してしまうとか、紙に書くとか、ブログに書くとかして解消することをオススメします。