6月になると、何故かソワソワする。
その理由は、会社勤めだった時、唯一の楽しみだった夏季休暇は、大体旅行に行っていたから。【日々変わらない環境、変わらない人間関係の中、旅行に行き、新しい景色を眺める事。ただそれだけで、良い気分転換になった。自分にとって違う世界を知る唯一の時間だった。会社は拘束時間も長く、自由も無く、まるで刑務所のようだった】
大体この時期は、入念に下調べを行い、どう過ごすかを考えていたのである。
そんな癖がある自分は、それを思い出し、今年は旅行に行きたくなった。
とりあえず韓国が候補。飯は美味いし、景色も良い。
時差も無いし、比較的治安も良い。個人的にはのんびりと過ごせる場所だから。
ネットで調べてみると、1週間の滞在で、飛行機代が2万、宿が4万程度かかる。それに加え、現地での食事代を加算すると、ざっと総額で10万程度かかる。

時間はあるけど、金は無い。
そんな自分は、旅行代の10万を、ジャグラーで稼ぐ事にした。
因みにこれを考えた前日は、ジャグラーでしこたま負けた。
負けてから、12時間も経過していないのに、パチスロを打って勝とうと言う考えを持つのは、ある意味病気。
パチスロ打つ人は、こんな思考回路の人が多い。
本当にいかれてると思うが、明日は明日の風が吹く、と言われるように、今日は今日。明日は明日なのである。
と言う事で稼働してきました。
旅行に行きたい無職のパチスロ稼動1日目
この日は午後3時30分にパチンコ店に入店しました。
店は超絶出さない店。何故この店にしたのかというと、単に空いているから。
朝1から打ったら、絶対に数万負けるような店なので、とりあえず誰かが打った履歴を打つために、あえて午後を選んだ。
15過ぎにジャグラーコーナーに到着すると、10台程度あるコーナーに客は2名のみ。
またどの台もほとんど回されておらず、ほとんど運勝負みたいな形になった。
自分が座ったのは、マイジャグ4
BIG1、REG1を引いて飲まれた台。





あまり期待していなかったのだが、これが何と奇跡的に投資1千円でBIGを引いた。
そしてこれがとんとん拍子に連荘する。
BIG4回、REG1回を引き、166回転させて辞める。





稼働時間は僅か1時間程度。獲得メダルは745枚。
換金したら14,500円だったので、13,500円勝った。





はっきりと言って奇跡。
とりあえずこの店は絶対に出ないと思われる店。また店内で出している客は皆無だったので、そそくさと帰宅。
とりあえずこの日は最高の日となりました。
そして気分が良くなった自分は、翌日も勝負しました。
旅行に行きたい無職のパチスロ稼動2日目
昨日は約1万3千円も勝ったので、この日は「パチスロ=金をくれる場所」としか考えられなかった。
また稼動1時間である程度勝てたので、今日も数時間で稼ぎ、その後は近くにある温泉で休む予定。
電車を乗り継ぎ数時間。日帰り温泉がある最寄り駅を下車し、目の前のパチンコ屋に直行した。
10時30分頃入店。
全40台程度あるマイジャグのコーナーにいる客は自分を含めて4人。
この店も期待できない店。
前に打ったことがある店でうすうす分かってはいたのだが、今日は光る気しかしない。





目の前にある朝1台のマイジャグを1千円づつ打ち歩く。子役をカウントし、回転率の良い台を探そうと試みてみたが、どの台も全然回らない。
千円25回転程度が良い所。
とりあえず大丈夫かな?と思い始めた時、何とかBIGを引いた。
因みに投資額は4千円。BIGだった。





とりあえずその台を打っていたのだが、全然回らず。
100回転ほど打ったところで、メダルを持って移動。
メダルを持っていった先で何とか当たるが、子役が悪いのでちょっと回しては移動→再度当たり移動を繰り返し、最後に座った台で連荘して止めた。










獲得したメダルは1146枚。BIG6、REG8、合算1/117と、見るからに高設定と思われる台だが、子役が全然落ちないので、潔くやめた。
その後パチンコを1,500円打つが当たらず。
換金は21,500円。投資5,500円なので、16,000円の勝ち。 稼働時間は2時間半ぐらい。 何故か分からないが、この日も勝てた。





自分でも信じられないが、滅多に無い2連勝を飾り、終了。
そしてここでこんな事が頭に浮かぶ。
「人間には潜在能力というものがある。それは、ああなりたいとか、こうしたいという願望を持って行動すると、脳みそがそれを理解し、忠実にそれを得るように活動するようである。即ち勝ちたいとか、勝てると思って勝負すると、潜在能力もその通り動くから勝てる確率が高まる。逆に負けるかもとか、駄目だと思うと、本当にそういう結果になってしまうということ」
この2日間の自分は、「パチスロで10万稼ぎ、それで旅行に行きたい」という目標があった。
それが勝ちに結びついたのではないかと思う。
アントニオ猪木が、「試合前に負ける事考える馬鹿がいるか」と言い放ち、「猪木さん今日の相手は強敵です。負ける可能性はありますか?」と聞いた記者を平手打ちした話は有名ですが、勝負事に関しては、すべてこういう気持ち的な事が大事なのかもしれません。




