こんにちは。無職の金丸です。
ちょっと前に病院で経験した衝撃的な出来事について紹介します。
「あなたは癌です!」と医師に告げられたら、どのようなリアクションをとりますか?
未だ日本人の死因第1位を占めている癌について、医師から告げられる瞬間を紹介します
医師が癌と告げる瞬間
実は私の母は癌でとある病院に入院していました。
4人入る相部屋に入院していた母。
毎日のように見舞いに行っていた自分は、空いていた隣のベッドに、新しい患者が入院してきた事がわかりました。
入院してきた患者は、女性。年齢は40代中盤ぐらいに見えます。
バリバリのキャリアウーマンとでも言うのでしょうか、入院していながらも携帯などで事務的な指示を出しているのを何度も見かけました。
当初は救急車か何かでの緊急入院です。
その患者もすぐに出られると思っていたのでしょう、医師の指示にしたが、先ずは検査が行われます。CT検査など一通りの検査をこなすと、
大体ここで話があります。「もうちょっと検査をしましょう。分からないところがあるので」と。通常のCT検査などでは検査の限界がある為、精密検査が必要になるというような事を言ってきます。
その時の患者はまさか自分が癌とも思わないので「良いよ」と答える方が大半。
そして精密検査をすると、「あなたの体に癌細胞がありました」等と言われてしまいます。自分はこのパターンでの告知を、母の入院中数回目撃しました。勿論精密検査の結果、何も無かったという事もありますが、それは比較的珍しいケースです。
これは覚悟があればまだ良いのですが、いきなり言われると、本人も家族も死ぬほどショック。大体言われると、一晩ベッドでしくしくと涙が止まらなくなります。
癌と言われてもすぐに死ぬわけではないけど、やはりショックは半端ない。その女性には旦那も、子供もおり、家族そろってショックが隠し切れませんでした。
きっと仲の良いご家庭だったんでしょう。
その宣告を受けた後、患者は部屋を変えたので、その後は分かりませんが、癌の一番の原因はストレスと言われています。その女性も仕事のしすぎだったようにも見受けられました。皆様もほどほどに、そしてストレスをためないようにして生きていきましょう。
いつか来るかもしれない時のための経験談でした。
で、実際に宣告されたら、その後何をすれば良いの?こちらについて、自分の体験談で紹介します
癌と宣告されたその後の行動
実は自分の母が、癌と宣告されました。
顔に黄疸(黄色くなる)が出て、かかりつけの医師から、総合病院で一刻も早く見てもらいなさいといわれたことが、きっかけでした。
やはりCT検査など、一通りの検査が終わると、医師からこのように説明がありました。「母の病気は、今現在分かっている事はコレコレです。でもこの病気を引き起こしている原因を調べる必要があります。我々は精密検査として、造影剤CTを取っていきたいと考えているので承諾をお願いします」と言った内容。
「具体的にどんな感じですか?もう少し分かりやすく説明していただけますか?」といった感じの質問をすると、「癌の可能性があるから検査したい」と言う回答が返ってきました。その時点で癌の確率を聞いたら、かなり高いという話。
その日は自分も寝られず、胃が痛くなり過ごしました。そして精密検査の結果もやっぱり黒。癌と言う診断結果でした。
そして癌と診断された後は、医者は次のステップを勧めてきます。「手術しませんか?」と。
一般的に、癌と診断されたら、選択肢は3つ。
手術か、放置か、ホスピス(痛みを緩和する処置をして延命する)
です。
でも医師は手術するかしないかを決めてくれとしか言いません。
しかもどんなに遅くても5日以内に回答してくれ等と言ってきます。
いきなり言われて、5日以内にといわれて、でも仕方ないし、期限があるので、そこから必死でネットや本や人の話を聞いて調べてみました。
今現在癌に関しては、手術をして癌そのものを取り去ってしまう方法(手術による体力消耗、手術後の再発の可能性もあり)や、近藤誠先生が推奨する、ほったらかしにしておいた方が良いという方法(手術をすると癌細胞が暴れて悪さするので、ほっといたほうが結果的には延命する)や、癌が進行してくると痛みを伴いますが、その痛みをとる治療だけして、延命するという方法があります。
これら3つの選択肢の中から、本人と相談の上、一番理解のある身内が選択肢を選ぶ必要があります。
実際に当事者になってみると分かりますが、この人滅茶苦茶大事。絶対に失いたくない。と思う度合いが強ければ強いほど、心にもやもやを残した状態での選択となります(何でこんな事になってしまったんだという気持ちがいつまでもぬぐいきれない)
死因第一位なので、これから多数の方が経験されるかもしれません。でも出来たらそうなる前に、未然に防いでいってもらいたいものです。防ぐ為には心と体の健康について注意することが必要です。
生きていてなんぼ。健康でいてなんぼです。
この内容が誰かのお役に立てれば幸いです。