来週の相場展望ですが、以下の要素があるので、やるにしても小ロットでのトレードにとどめたいと考えています。
相場にとって不安定な要素
その1、イギリスとEUとの通商交渉の結果が出ていません。
イギリスの首相は15日までに通商交渉がまとまらなければ、打ち切りと言っていましたが、16日になってもはっきりと答えは出さず、未だうやむやの状態になっています。
通商会議のほうも、週末に行う予定になっています。
なので、いつ結果が出るかは分かりません。
土日に出れば月曜日の窓に動きがあると思いますし、来週中に結果が判明した場合は、その瞬間大きく動く可能性があります。
なので、とりあえず結果が出るまではポンドは絶対に触らない予定です。(今もポンドがらみはノーポジです)
その2、アメリカ大統領選挙を11月に控えています。
バイデン候補が優勢だと言われているものの、選挙は水物という言葉通り、例年そういった噂、世論調査、前評判は何故か反対の結果になることも結構あります。
FX参加者もそのことは重々承知しているのか、ドルに関しては全くと言っていいぐらい動きません。
次期大統領がどっちになるかにより、大きく動く可能性があるという点で、この時期は誰も積極的にやりたくないというのが正直な気持ちだと思います。
またトランプ陣営にとって、票集めのカウントダウンが始まっています。コロナで活動できなかった事もあり、変な発言をし、暴走するのではとも言われているだけに、やるにしても枚数減らすとか、時間を決めるとかしてやったほうが良いのではないかと考えています。
その3、欧州では再度コロナが蔓延しているようです。
フランスが夜間の飲食店の営業制限を始めたというニュースが流れました。
日本も含めどの国もコロナは抑えきれず、以前より1日の感染者数が増えているような状況です。
経済見通しの修正などが入った場合、再度動き出す可能性も出ています。
まとめ
上記以外にもトルコが介入する付近の国の戦争(今は一時的におさまっていますが)もあり、正直方向性という意味ではかなり難しい相場になっています。
またコロナが落ち着くかどうかが1つのポイントでしたが、再度感染者が増えているような状況、まわワクチンの開発を断念したというニュースもあり、今後の見通しはますます混迷を極めると思います。
またアメリカ大統領選ですが、正直何を考えているのか分からないような発言や行動が多く見受けられるトランプの再選は嫌な点ですが、この状況下にありながら、増税をすると言っているバイデン候補も、本当に大丈夫なのかは不安です。
ある意味保守的に、あまり相場を荒らさないような発言をしてくれる方なら良いのですが、その点の見極めはつきません。
よって今は買いだ!売りだ!という方向性をつける時期では無く、様子を見る時では無いかとしか思えません。
一応上記の点を注意しながら、方向感がない動きと想定し、通貨ペアを限定し、小枚数で取引出来たらする予定です。
相場は自己判断でお願いします。