明日からの相場展望だが、ドルに関して注意するべきイベントが2つあると考えています。
1つは16-17日のFOMC。ドルの長期金利が上昇し、ドル高になっていますが、これを容認するのかどうか?発言により相場が上下する可能性があります。
もう1つは、18-19日の日銀。
ここではETFの買い入れ方針が発表されるのではという話になっています。
平たく言えば、政府が日本株を買っていますが、この購入額をそのまま継続するのか、それとも増減するのかという話です。一応減額するのではないかという話がでており、そうなると政府による株の買い支え金額が減ることになるので、株価の下落が心配なところです。
またマイナス金利に関しても話がでる可能性もあります。
シナリオとしては、FOMCは上下どっちにいく可能性もありますが、日銀に関しては、どっちかというと円安の可能性の方が若干高いのではと思います。
但しこういった金利をいじくったり、ETFの際は、相場がどっちに動き出すのか?初動は円安だったのに、急激に円高に戻すという、トリッキーな動きをすることもありますので、その点は注意してください。
あまり先入観を持たず、相場の流れを見て判断するのが良いのではと思います。
それ以外だと、一応投機筋の円買いがほぼ解消されつつあります。
今までは投機筋は円を買っていたのですが、そのポジションが激減したので、今はほぼフリー。
ほとんど持っていない状態なので、来週からのドルは、この点からは売られる可能性もあるとみています。
とりあえず今週同様、コロナ独特の動きになると思っていますが、上記イベントが控えているので、その際はどっちに動いてもいいように、ある程度対応する必要があるのかなと考えています。
最近の為替は本当にどっちにいくのか分からない!どっちに動いたらいいのかが分からない。コロナ化なのでしょうがないのですが、そんな値動きがある一方、コロナが終息したと考えられるものが出てくると、そっちの方に資金が流れるという動きで、基本的には全く動かず、ところが兆しが見えれば大きく動くという、ちょっとやりにくい値動きではないかとみています。
あくまで相場を見ながら注意しながら取引する程度に考えています。