9月21日からの相場展望だが、結論から言うとこの週は火曜日まで様子見をしたいと考えています。水曜日以降は火曜日までの状況を見て参加するかを判断します。
理由ですが、22日、23日が東京市場が連休になります。
ここの所の為替市場の値動きを見てみると、東京市場では円売りが入りますが、欧州で大きく売られ、ニューヨークでちょっと戻して終わるという展開になっています。
欧州時間の円買いは、投機的な勢いがあるように思えます。この状況から東京時間が休場となると、投機筋にとっては絶好の円の買い場になるからです。
ここの所為替相場は動きません。即ち投機筋は目標の利益をおそらくですが達成できていません。ここで何かあったとしても全くおかしくないので、とりあえず東京市場の連休は様子見に徹するつもりです。やるとしても対円、対ドルのペアは持つつもりはありません。
火曜日までの状況を見た後、水曜日から可能と判断した場合、相場に参加するつもりです。
先週の振り返り
先週月曜日は、菅政権発足の日となりました。
菅政権は安部政権を引き継ぐというスローガンを掲げています。
これしか言ってないぐらい強く言ってます。
それなので、言葉通り捕らえると円安、株高という話になるのですが、為替に関しては結果的には円高に動きました。
新総裁と言ってもどんな人かは分からないし、実績もあるわけでは無い。
そんな風に考える事もでき、そういう人達が格好の円の買い場として買ってきたんだと思います。
ドル円は先週は約1.5円の下落。7連続日足の陰線。しかもほとんどが欧州時間に売られています。
週半ばに日銀の黒田総裁の発言がありました。新政権と共に歩んでいくという、菅政権支持のコメントを出し、そこでほんの少しドルが上がりましたが、その後売られて終えています。
個人的に安部さんは持病があったこと、森友問題などもあったことから、スキャンダルなどで辞任になると為替が荒れるのでやだなと思っていましたので、このタイミングで切り替わりは良かったと思っています。
但しコロナが収束するまでは大きな指針は出さないとコメントした菅政権に対し、このタイミングで円買いに走るということはあまり考えていなかったのですが、日本側の政策が当分出ないと分かっている時であり、タイミング的にはこういうのを狙っていたのかもしれないなとも思います。
但しドル円も相当下げています。この辺で日本の財務大臣などから円が高すぎるという発言が出てもおかしくないレベルにはありますし、103円台に入ったら、流石に跳ねてもおかしくないなと思いますが、投機的な円買いは結構深堀するので、安いと思って買っても、建値にストップ入れるとか、すぐに逃げるとかしていかないとまずいと思います。
とりあえず日本の連休が明けさえすれば、多少の円売り圧力にはなるので(東京時間のみですが)そこまでは様子をみるつもりです。
後先週はFRBのコメントも発表されました。
インフレ率2%になるまでは緩和継続。2023年までという話でしたが、経済に関しては小さな上方修正も発表されました。
但しやはりコロナです。見通しが立たないというのはどの国も同じです。見通しどころか、まだコロナ自体が収束していない状況なわけですから。
但し変な発言が出て大きく動くことは無かったので、とりあえずイベントを通過したなという考えにはなるかと思います。
最近ではワクチンなんて話も出てきてはいますが、結局のところ未だコロナの影響が大きく、経済見通しという大きな箱に、コロナがふたをしているので、この先どうなるのかもあまり見通しが立たないというような状況なのかと、日々の為替相場の動かなさを見るとそんな感じに考えています。
本格的に為替をやるのはこのタイミングではなく、コロナが一段落し、アメリカ大統領選でトランプが落選、尚且つ次期大統領の政策などを判断し、ブレグジット、EU景気もある程度安定してから、若しくはその途中からというところでしょうか。