こんにちは、金丸です
FXについて、本を検索してみると、「私が1年で○○百万稼いだ手法を公開します」とか、「常勝しているFX手法」等の表題の本を目にします。
負けてばっかりだった時の自分は、この手法に関する本を手に取り、このように利益が取れたら良いなーと、必死になって読んだ記憶があります。
本に書かれている手法は、主にチャートにテクニカルを表示し、ある形になった時にエントリーをし、あるパターンになった時に利益確定をした方が良いと書かれていました。
ご丁寧にエントリーとエクジットのポイントまで書かれているので、誰でもできそうかと思うのですが、使ってみるとこれがまた全く持って機能しません。
むしろ逆に大赤字になることもしばしば。
結局本に書いてある通りにはならず、最悪の結果となったことを覚えています。
FXの手法の本は嘘が書いてあるのか?
では、FXの手法の本は嘘が書いてあるのでしょうか?
この答えは、『 否 』
正確に言うと、当たる時もあれば、外れる時もあるというのが正しい表現です。
ではなぜそんな事が起こるのかというと、それは使える環境にある時と、そうでない時があるからです。
例えば私が実践した下記の手法ですが、この手法は、仲値よりも前に買いでポジションを持ち、仲値で決済して利益を出すという手法です。
ポジション保有時間はどんなに長くてもおよそ3時間程度。平均1時間程度だと思います。また仲値の特性を狙うので成功率も高い。
https://musyokuhatarakanai.site/2017/05/21/%E6%89%8B%E6%8C%81%E3%81%A1%E8%B3%87%E9%87%9110%E4%B8%87%E5%86%86%E3%81%A7%E3%80%81%E6%AF%8E%E6%9C%883%E4%B8%87%E3%82%92%E7%A8%BC%E3%81%90%EF%BD%86%EF%BD%98%E6%89%8B%E6%B3%95/
それゆえ、こちらは、かなり有効だと思いますが、それには条件があります。
それは相場を上下させてしまうような重要な経済指標がその時間近くに無いこと。それと、その日開始時点のレートが上げ基調もしくは横ばいであることが条件です。
下落傾向だった場合は、本当に仲値の10分前とか、ぎりぎりにエントリーし、利益が出ている時にエクジットした方が良いです。
ということで、こんな小さく、尚且つ時間限定の手法ですら、上記の条件がないと外れてしまうこともあるんです。
結局手法は、その手法が生きてくる環境でないと、全く意味を成さないというのが自分もいろんな手法を試した上での考えです。
FXの手法の本は役に立たないか?
ではFXの手法の本は役に立たないのでしょうか?
私が読んだ手法の中で、2つ紹介します。
1つは、一目均衡表の雲抜け時のトレード手法。
本では、雲を抜けた瞬間に買い、再度雲に入ったらエグジット。この手法だけで年間500万稼いでると書いてありました。
FXを数ヶ月やった人なら分かると思いますが、この手法は常に使える訳ではありません。
使える時はトレンドが出ている時だけです。でも不親切な事に、本にはその事が一切書いてありません。
2つ目は、移動平均線を使った手法
本の中では、短期の線が長期の線より上に位置している場合はロング。長期線と交わってらエグジットと書いてあり、実践者はこれだけで年間700万以上儲けているそうです。
この手法も一見すると使えそうですが、この手法が使える環境はトレンド相場のみです。レンジで使う場合は、損切りの連続が予測されます。
ちなみに、ここ数ヶ月間では、レンジ相場が圧倒的に多かったので、この手法にこだわっていたら、かなり損していると思います。
沢山の手法の本を読んだつもりですが、どの本も何故か環境認識という、1番大事な要素が抜けていました。まあ、環境認識は説明するのが難しいのでしょうがないんですが、結局は分かる人にしか分からない内容になっています。
FXの手法が紹介されている本は、環境認識が出来る人しか使えない
FXの手法が紹介されている本は、結局は環境認識が出来る人にしか使えません。
故に、環境認識が出来る人にとっては、有効な情報になるのかも知れませんが、環境認識が出来る人は、別に手法が無くても勝てるので、あくまで目安になるという程度だと思います。
これが自分なりの回答です。ある程度勝ててる人はこの意味がよく分かると思います。
別に本を売るのを邪魔したくて書いている訳ではありません。
むしろ、本を買って見たけど、どうしていいか分からない人の為に書きました。何かしらの参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。